東京・南青山のヨックモックミュージアムで、パブロ・ピカソのセラミック作品を中心に紹介する企画展「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」がスタートしました。2022年9月25日まで開催中です。
地中海をモチーフにしたセラミック作品から、ピカソの生涯を読み解く
地中海沿岸のスペイン・マラガで生まれ育ち、第二次大戦後に移り住んだ地中海沿岸のフランス・プロヴァンス地方で陶器と出会ったピカソ。その後、神話や闘牛、海の幸など地中海の恵みをモチーフに、ピカソの生涯のテーマであった「平面と立体の関係性」を追及した数々のセラミック作品を生み出しました。
本展では、ピカソが自筆で制作日を記したオリジナル作品《牧神パンの頭部》をはじめとする貴重な作品や、共に陶器制作を行った人々が制作の様子について語る動画など、33の展示を通してその生涯や創作について読み解きます。なお、監修はスペイン美術史の第一人者で早稲田大学名誉教授の大髙保二郎氏が担当しています。
また、本館のエデュケーターが、オリジナルワークシートを活用して、子どもと保護者と一緒に館内を鑑賞する「ワークシートツアー」や、閉館後の館内を担当学芸員の説明を聴きながら鑑賞できるギャラリートークなども予定されています(詳細は公式サイトで発表予定)。
鑑賞後は、ピカソが愛した南仏の雰囲気を味わえるカフェへ
また、ミュージアムには、カフェやライブラリー、ミュージアムショップも併設。ピカソが精力的にセラミック作品を制作した、プロヴァンスの町の名前を冠したカフェ「ヴァローリス」では、ヨックモックグループのハイエンドブランドである「アン グラン(UN GRAIN)」のミニャルディーズ(ひとつまみサイズのお菓子)が用意されています。
本館限定の「ヴァローリス」は、プロヴァンスの伝統菓子であるカリソンの形をしたケーキ。アンズのコンポートが入ったレモンのムースをベースに、絵筆のタッチをイメージした3色の果汁で彩られた、アート作品のように美しい一品です。同じくプロヴァンスをイメージしたレモンとヘーゼルナッツの風味と、アーティスティックなラテアートが印象的な「カフェ ヴァローリス」と一緒にいただくのもおすすめです。
アートを気軽に楽しめるキットと焼き菓子がセットになった『art for café』も同店ならではのメニュー。キットには、白いコースターと色鉛筆がセットになっており、ピカソになったつもりで自由に描いてオリジナルのコースターを作ることができます。作り方の参考動画も用意されているので、絵に自信がない人でも気軽に挑戦できます。
おみやげにぴったりの限定シガール缶
さらに、開館1周年にあわせ、オリジナルデザインの「プティ シガール」缶も本館限定で発売されました。1956年にヴァローリスで開催された陶器見本市のためにピカソが制作したポスターをメインモチーフに、グラフィックデザイナーの廣村正彰氏がデザイン。缶の裏面には、フランスのピカソ財団による公認であることを示すクレジットも記載されています。中には、ヨックモックを代表する商品であるクッキー「プティ シガール」が8本収められています。
地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ
期間:2021年10月26日(火)~2022年9月25日(日)
会場:ヨックモックミュージアム(東京都港区南青山6-15-1)
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始
チケット:一般 1,200円、大学生・高校生・中学生 800円、小学生以下 無料
※公式サイトより、来館日時指定予約可能
ヨックモックミュージアム公式サイト
問い合わせ先:ヨックモックミュージアム 03 3486 8000
※カフェやショップのみの利用も可能。
作品画像クレジット:ⓒ2021-Succession Pablo Picasso-BCF(JAPAN)
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